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仏心と悟り(寺報より)
たまに、「仏心とは何ですか?」とかあるいは、「悟りとは何ですか?」と質問されることがございます。その時は、私は嬉しそうに微笑んで、実は私もよくわかりません、なので一緒に考えてみましょうか。といった具合でその場から逃げるように話を終わらせていました。今回は、その質問に対して少...

合掌
9月22日読了時間: 2分
おかげさま(坐禅会法話より)
「おかげさま」の意味は、感謝の気持を表す言葉、あるいは挨拶。一般的には、相手に対する感謝の気持から、お礼を述べるときに使われています。本来的には、神仏などの偉力を持つ存在の庇護の下にあることを「かげ」といっています。 一昔前は、よく耳にする言葉だったと思います。...

合掌
6月17日読了時間: 2分
冷暖自知(坐禅会法話より)
この「冷暖自知(れいだんじち)」の言葉は有名な禅語の一つであり、自分自身で体験することの重要性を説いた言葉です。 「情報」と「知識」という言葉がございます。この二つは似て非なるものであると言えると思います。あるいは、聞いた「知る」と体験した「知る」の内容は別物であるとも言...

合掌
1月29日読了時間: 2分
追善供養(坐禅会法話より)
追善供養(坐禅会法話より)
人間はいつの世も、よい行いをする人と悪い行いをする人が混在しています。次のような話も時折耳にすることです。「あなたのご先祖はどうも浮かばれていないようだ。だから不幸なことが起こるんですよ。是非とも先祖供養をした方がよい」と供養を勧められ、高額なお布施を取られたと、訴える人があります。
人の弱みや不安、恐怖心を煽ってつけ込もうとする話は絶えません。とかく人間は自己中心的で、例えば物事がうまく行っている時は、自分に能力があり、あるいは努力の結果であると考えがちです。ところが何事も「山あり谷あり」でして、うまくいっている時は何の不安もありませんが、少しでも不都合なことがありますと、自らを省みることなく、周りのさまざまなものに原因を求めがちです。実はここに心の落とし穴があります。もし、うまく行かない原因を他に求めているところに、先のようなつけ込まれる話がありますと、ついついそうかと思い込んでしまうものです。

合掌
1月15日読了時間: 3分
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